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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『パイレーツ・ロック』公式サイト

イギリス、かつてロックを代表するポピュラーソングの放送が、認められていなかった頃。
北海に浮かぶ船から、二十四時間音楽番組を放送するラジオがあった。
その名は、パイレーツ・ロック。
個性豊かな面々に、酒にドラッグに女。
それでも、常に彼らの根源にあるものは、ロックンロールだった。

エロ祭りでした。(最近こんな感想ばっかりだな)
やっていることや、会話も全部が全部下品なのですが、そこに女の同僚がいないだけに、からっとした下ネタとして楽しめます。
その下ネタ含めて、個性あるDJたちのトークが秀逸。
流れる音楽の種類がわかれば、もっともっと楽しいんだろうなあと思いながら、流れるBGMを聞きつつ、DJの軽快なトークを楽しむ映画です。別に内容とか全然ありませんしね。
でも、ロックンロールが好きで好きでたまらない連中がそろって、バカなこと全力投球で真剣にやっている様は、見ていて自分のあの輪の中に入れたらなあ、と思うような爽快感があります。
ああいうのって、男だらけの独特の空間なんだろうなあ。少し羨ましいような気もしますが。

各DJはそれぞれ個性のかたまりで、見ていてとても楽しいです。
「侯爵」というあだ名の、放送禁止用語を連発する男や、さわやかにロックを放送する男。早朝に自分の世界を持ってロックを流したり、ひたすらニュースを読み続ける男。
そんな中でも、最高のDJと称される、ギャヴィンが、はい、エロい!
四十過ぎくらいの、金髪で細面のいかにもヤクやってます的な外見の男なんですが、派手な衣装を身にまとい、登場からして紫のジャケットに羽飾りのついた帽子で登場ですからね。その時点で魂を抜かれたようなものですよ。なんだあ、あのエロさ。
この人は侯爵とは別の意味で直接的にエロいというか、放送禁止用語を連発するのではなく、女性にエクスタシーを感じさせて、聞いているリスナーに「キャアアア!」と悲鳴をあげさせるようなしゃべり(長い)をするので、やっぱり見ている側も「キャアアア!」となります(笑)
そして、ラジオ局のオーナーのクエンティンですよ。『パイレーツシリーズ』でディヴィ・ジョーンズをやった方らしいんですが、あのメイクではわからない。
この人も、細身のスーツでばっちりきめて、最後は高々と拳を突き上げて「ロックンロール!」ですからね。DJではないので軽快なしゃべりとかはないんですが、ロックが好きでたまらないからラジオを経営しているという愛情があふれているので、こちらも男前ですね。

向こうの国はファンのリアクションも派手なので、「愛しているギャヴィン!」とか「貴方の一番のファンなの!」とか、熱狂ぶりも半端ないです。 最終的に、海賊局はなくなるのですが、その最後を締めくくるのが、熱狂するファンとの交流っていうのが、幸せな終わり方だったなあと思いました。
これ、あくまでロックンロールを放送する立場の人間なので、どれだけ酒やドラッグにおぼれていても、退廃的にならないのが安心して見られます。誰も死んだりしないし、自暴自棄になったりもしない。死ぬことが主張だとかそんなこともない。
勿論色々あるのですが、それでも俺たちにはロックがある。
音楽があるから、人生は最高だ。
そんな幸せな形の映画でした。野郎どもが全員カッコよく見えます。お勧め。


『イベリア 魂のフラメンコ』
レンタルで見たんですが、ゲージュツが前面に押し出されすぎて個人的にはあいませんでした。


『シャーロックホームズ』
衣装が良かった…。くらいでしょうか。
正直あんまり覚えてないです。私はホームズに対して特別思い入れがないので(強いて言うなら犬ホームズは最高だというくらいで)、ぐうたらでどうしようもなく皮肉屋で人好きのしない男であっても、別に抵抗なく受け入れられたんですが。
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