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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『狼たちの午後』
アル・パチーノが普通に二枚目…だと…?
最初から最後まで地味な作品で、効果音もBGMもないところが、妙に緊迫感があります。
ドジな強盗犯ソニー役のアル・パチーノが「ああ、若い頃って普通に二枚目だったんだ…」と思わず遠い目になりますが、イケメンです。
人を殺すという選択肢がはなからなくて、「皆が無事で解決できるように必死で努力してるんだから、大丈夫、上手くいくさ」とか人質に言っちゃう人の良さがあります。
その分、何を考えているのかよくわからない、敬虔なクリスチャンであろう、相棒のサル(という名前の男性)の精神的な余裕の無さが、対比して見ていてドキドキします。
ソニーの行いがある意味間抜けな分、こっちは安心して見ていられるわけですが、その分語られない一方的に追い詰められていくサルの固まった顔が怖い。
基本的には、ソニーのお人よしの行動や、それぞれをとりまく人間関係が軸に進んでいくわけですが、全てが銀行強盗の始まりと終わりの域から脱するわけではないので、どんでん返しとは無縁の映画です。
一つの事件が始まり、そして終わるべくして終わる。
ソニーと、そしてサルの結末も想像できてしかるべきものだし、ある意味交友関係にあるとも呼べる人質も、解放されてしまえば、ただの赤の他人でしかない。

しかし、ソニーが連れてこいと言った恋人が男性(つまり同性愛)だったのは別にどうでもいいのですが、それに乗じて周囲の野次馬が同性愛の検知を主張しだしたりするのが、如何にもアメリカ的ですねえ。
銀行強盗の犯人がたまたまゲイだったというだけで、何故それが社会的アピールになるのか意味不明ですが、犯人を取り巻く全てが、なんていうかとってもアメリカ的でした。

半ドキュメンタリーのようなものなので、それを踏まえてみれば中々の佳作だと思います。
しかしこれ、どうして『狼たちの午後』なんていう邦題なんだろうと思ったら、原題が「DOG DAYS」だからなんですね。
………それがどうして狼たち、なんてことになるんだよ………。DOG DAYSの意味全然違うだろ………。
ちなみに盛夏、停滞期などという意味です。私も偉そうなこといってますが、『MASTERキートン』なしでは知りえませんでした。


『アタックナンバーハーフ』
タイのオカマのチームがバレーボールで、差別と戦いながら勝利していく話。
あれだけ有名な国でも、いわゆる同性愛者とか、オカマ(他にどういう表現をしていいのかわからないのですが)に対して偏見とかあるのか、と驚いた映画でした。
というか、監督さんがオナベ(この表現もどうかと思うのですが)っていうほうが億倍驚きというか………。
内容としては割と普通です。
オカマがどうのというよりは、オカマだからって全員が化粧にこだわりがあったり、ショービジネスの世界にいるわけではないと思うんですが、その「そうではない」人の数が物凄い少ないっていうのが意外ったら意外でした。
多分、色々あの世界でもあるんだろうなあーという感じ。
当然彼女たちは頑張っているので、それに相対するバレー協会のトップの女卑的態度の方が億倍腹立つけどね。多分、オカマとかと関係ない部分で普通に嫌な奴だからなんだろうけど。


『ベスト・キッド』
ジャッキー・チェンの奴です。
途中でカンフーに飽きたというか、あれはなんつうか、やっぱり様式美の世界だなあ、というか。
普通の世界観にあてはめちゃ駄目だからこその、ブルース・リーというか。
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