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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『采配のゆくえ』

第一話 霧の中の真実
いきなり、ド級に受けくさい三成の登場で、動揺を隠し切れません。
部下の左近にはバカだ青臭いだと励まされ、子供を守ってくれと、秀吉の病床の指が手に食い込んだから、その誓いを守るとか臆面もなく言っちゃう、甘ちゃんがプレイヤーなのかと思うと、複雑な気がしないでもないですが。

ゴッツイ傷だらけのマッチョマン島左近は、適度におちゃめでおっさんで超可愛いんですが、味方が指示を聞いてくれないと、がっくり膝を突く三成はもっと可愛い。
操作もスムーズで今のところ困るような要素はありません。キャラクターもよく動くし、別にタッチペンを強要されるわけでもないので。
ただ、失敗時のリアクションはそれほど特筆するレベルでもないかと。まあ、実際合戦場なわけですから。
いきなり黒幕風を吹かせながら去っていった左近が気になりますが、戦隊モノのようなルックスだった井伊直政は、凄く好みでした。


第二話 それぞれの思惑
ごつい左近の変わりに、余命いくばくもない視力を失った、線の細い大谷吉継と合流します。バラエティに飛んでいる上に、MにはSがついてくるというペア感覚が見事です(いや、BLに興味がない私から見ても、大谷はドSだと思う)。
結局、大谷ではなく、左近の娘さんであるたまきがくっついてくることに。テンションダダ下がりですが、ともかく引き連れて、動きが鈍いとされている島津軍の元へ向かいます。
そこでもめている、小西と、島津豊久。
豊久、超好みです。
色黒でガッチリしていて強面で。おまけに、前から見ると短いのに、後ろは延びていてしかも一本に束ねている髪型。
男のロン毛は許せない性質ですが、一つに結わえていれば話は別です(ええー!?)。

豊久は進軍を勧めたのに、門前払いを食わされたため、三成の言うことなどきけないと言って来ます。覚えがない三成の前に、忍びが書状を落としていきました。
それにより、豊久を説得します。
ここで上手いのが、これでもいいのでは、という資料を選んだ場合のリアクションです。
こちらはもう、説得材料を突きつける前に、結論がわかっている場合があると思いますが、それに類する材料をつきつけると、ちゃんと、「これも大いに関係がある。だが、全てがそろってから出すべきだ」と、ちゃんと三成がフォローしてくれるんですね。
推理としては間違いじゃないから、減点対象にもなりませんし。
この辺、中々上手いなあと思いました。

その後、戦闘に勝利するも、細川の手のものに襲われてしまう三成。
よぎる思い出は、昔の風景、武将、そして美しい女性。
お約束の展開に俄然盛り上がって、中盤へ続く。


関が原の戦いより二ヶ月前。
淀殿が細川ガラシャを保護すべしとの命令を出します。ていのいい人質として。
ここでもまた、左近ではなく娘のたまきがくっついてきます。
オジンが駄目なら幼女という発想がある意味凄い。
歴史に疎い私は、ここで初めてガラシャが明智光秀の娘だと知ったのですが、なんとなくイメージとして、「明智光秀の娘なら儚げな美人であって当然」と思ってしまうのは何故でしょうか。
明智の一族は、全員線の細い色っぽい人間であって欲しいという欲望が………。当然、男女問わず。
ゆりの花を背負ったまんまでガラシャ登場。
何とか説得に成功するも、屋敷は焼けてしまいます。
夫である細川忠興は当然三成に戦いを挑んでくることに。

そしてこの忠興がまあ、よく動くこと。青いマントを翻し、額に手を当てて苦悩し、変貌までして、かつ、嫁さんにはピュアっ子という、超ド級のスキルを備えて迫ってくる様は、まさに眼福(意味違います)。

つがいの小鳥を送って、「こんなものしかあげられないが」と言いよどむ忠興に「嬉しい」と答えるガラシャ。
「そ、そうか!」その返事にすこぶる嬉しそうな忠興。
なんだ………なんだこの甘酸っぱさ!

ここで、いわゆる詰め将棋的な戦術、「天眼」が使用可能になります。
間違えても何度でもやり直せるので、総当りすれば問題なし。

左近が銃弾の餌食になるも、総攻撃ののろしを上げて後半へ続く。


しかし、歴史的事実に基づくバラエティなものですから、ただよう物悲しさが物語上でありますね。
養子に迎えられたのに、実子が生まれた途端に追い出されたも同然の小早川とか、どんだけ空しいか。
毛利家も、不良番長みたいな家臣と、坊主という組み合わせ。小早川も美少年で全くキャラ萌えできません。
くそ、島津と細川を返してくれ………!

東軍を攻める絶好の好機に、それぞれ思うところがあるのか、小早川も毛利も攻撃を開始しません。
何とか、島津の裏切りはないと判明したものの、小早川の動きは相変わらず。
線の細い美青年(どんな紹介だ)大谷と敵との戦闘が開始されます。
そこに飛び出るのは、ずるがしこい知将ルックス(わかる人にはわかる説明)藤堂高虎。もっとわかりやすく説明するならば、『BASTEERD』のマカパインです。(もっとわからない)
え、じゃあ『パプワくん』のアラシヤマ。

この辺から、非常にパズル要素が強くなってくるというか、パズル通信ニコリ要素が強くなってくると申しましょうか。
その手のことが苦手な私は、青色吐息です。
どちらかが嘘をついていて質問をして嘘を見抜くとか、よくありがちな問答なんですが、私はこの手の質問で真偽を暴け、というネタが死ぬほど苦手です。
先行き不安になってきました。藤堂は凄く萌えました。


第三話 想い
案の定少年小早川が裏切りました。そりゃそうだろ。
ここから、説得一つも結構面倒です。場面の変わる二つの戦場を渡り合わねばなりませんしね。
キャラクターの造形こそ、結構コメディ路線ですが、完全なお笑い世界観でないのは、やはり舞台が戦場だからでしょうか(いえ、別にBASARAが駄目だというのではなく。苦笑)。
逆に、戦場で人が生きるか死ぬかの合戦を指揮していて、あまりに調べた場所に対する反応がお笑い、じゃ逆にノリきれない気がしますし、この辺の、キャラクター以外は普通にシリアス、というノリは中々上手くできているのではないかと思います。
やっぱり、やっていることは戦争なわけですから。
日常会話がギャグなのはともかくとして、戦場でギャグやられても寒いだけですし。
しかし、三成はことごとく味方から人望がありませんね。
戦闘で四苦八苦するより、味方の説得に振り回されている方が多いっていうの、それ、どんな史実?
ここで、大筒を運ぶために島津に協力を仰ぐのですが、どれだけ壁が高くても、好みの男(豊久)を落とすためだと思えば、困難すら萌えに変わります(むしろ高ければ高いほどいい)。

ここで、敵をひきつけ親友である大谷が最期を遂げます。落ち込む三成の前に、次々に慰めに現れる周囲の連中。
最初は、ただのうっとうしくてしつこい小僧なのかと思っていた宇喜多が、とてつもなく良質なツンデレ(ただしとても天然バカ)だとわかった時、このゲームの向かう先がわかったような気がしました。

ここで、三局面を打破するための戦闘開始です。
ついに、島津が積極参加。豊久は、ツンデレではなく、伯父デレということが判明し、ますますヒートアップします。(私が)
彼には、一生三成にはデレず、伯父にのみデレていてもらいたいです。

ここでついに、島左近が討ち死に。
こうして、どんどん側近が減っていくのはさびしいですね。
残るのが、宇喜多(別に嫌いじゃないが)と小西(商売上手は嫌いじゃないが)と島津伯父(嫌いじゃないが)と豊久(大好きだ(それが言いたかった))しかいないとなると、余計に不安になります。
これで、島津が抜けたら、戦局ではなく私のテンションがえらいことになる。


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