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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』のCFが流れるたびに、その犬の個性がバカなのと、飼い主がしつけをしないのとでは全く意味が違うだろうと、凄くイラっとするのは私だけでしょうか。
私は、「こういう」動物モノでは全く感動しません。
これって、ただ飼い主の無責任さが前面に出ていて、腹立たしいだけじゃねえの?



『少年メリケンサック』
見終わった後、知り合いと二人で、結局この人は脚本だけやっていたほうがいいという結論に達しました。
いやー久しぶりに何も得るものがないつまらなさでした。
『マンマ・ミーア!』といい、最近はずればかりひいてるな………。いや、『チェンジリング』は面白かったか。

まず、基本出てくる人物全員に共感できないのが激しくマイナスです。
誰も彼もが、行動に一貫性がないというか、何をしたくてここにいるのかがわからないので、見ていて面白くありません。

どうして今、中年になってからバンドをやろうと思ったか。
やろうと思って始めたのに、馬鹿にされて悔しいのなら、何故努力しないのか。
その努力もせずに売れている若い者を理由なく殴ってなにがしたいのか。
迷子になったと笑いどころのはずなのに、真っ当に花屋を営んでいる店先の花をそのたびに蹴飛ばしてどうしたいのか。

とにかく出てくる登場人物の行動全てが、逐一不愉快でした。
せっかく佐藤浩市なのに、何だよ!

あと致命的なのが、これはお笑い映画のはずなのにちっとも笑えないということです。
言葉の使い方とかで、凄くたまにニヤっとできたりしないこともないんですが、これはあくまで、その時の「間」や「言葉」でしかないわけで、現実的に映画の上で、笑いどころでは何一つ笑えませんでした。
笑いは人を選びますし、感性の違いがあるとしても、それにしたって最低水準があるだろう。
この人の笑いは好みじゃないけど、笑えるっていうのが、万人に向けての作品であれば絶対に必要なわけで、この作品にはこれが何一つありませんでした。
寝たきりの父親が、自動ベッドを自分で操って、中指を立ててまた寝るとか、もう完全完璧に笑えません。
時折出てくるシモネタも最悪。シモネタを出したのなら、絶対にその下品さ加減で笑えなきゃ意味ないだろうが!

そして、ライブの迫力のなさったら。
中年男のロックバンドに魅力があるわけでなく、体力もない連中がやるどうしようもないバンドが評価されるわけもなく、それでも、まあ如何なる理由で突然魅力的になるのかは理由なんかないので触れないでおきますが、最終的には最高のパンクバンドになるのであれば、最初と比べて技術的にも、パフォーマンス的にも、最高のライブを行わなければ意味がないじゃないかよ。
それがなく、最後も非常に尻つぼみで終わりました。
これなら、半ばコミックバンドだったDMCの方が遥かにマシだった………。

唯一の見所は、宮崎あおいの可愛い衣装。
25歳とは思えない可愛い服のオンパレードで、ピンクのカーディガンに、ピンクのロングブーツとか、丈の短い上着に長いTシャツとか、衣装が凄く良かったです。

途中で「失敗した」と正直思ったのですが、もう見ながら、こうすればもっと面白くなったんじゃないか。いっそ、シャルウィーダンスみたいに、真っ当になったサラリーマンがパンクをするとか、宮崎あおいの立場が逆にユースケの立場で元パンク好きが奮起するとか、そんなほうが良かったんじゃないかとか、見方を工夫しなければ見てなんとか最後までたどり着いたという感じです。
個人的には全くお勧めしません。
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