忍者ブログ
日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
[371] [370] [369] [368] [367] [366] [365] [364] [363] [362] [361]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『ブルース・オールマイティ』
主役がジム・キャリーで脇役がモーガン・フリーマンという、濃いキャスティングの映画でした。
見所といえば、モーガン・フリーマンの白タキシードでしょうか。それくらいしかない、ともいえますが。
あ、ジム・キャリーの恋人役の女の人は凄くきれいでキュートでした。向こうの人の髪型によくある、ブロンドと茶の中間みたいな色で、天然パーマみたいな、ごわっとした髪型というか。日本では絶対ありえない髪型ですが、それが凄く可愛かったです。

内容としてはまとまっていて、神の力を授かってしまったジム・キャリーが、色々な奇跡と向き合いながら、結局は奇跡は自分で起こすものだ、と気づくという正統派な映画でした。

ジム・キャリーの演技は、相変わらずったら相変わらずで、これが持ち味だとしても、ちょっと胃もたれする感じです。それに付随するように、主人公ブルースが嫌味ではない程度に、結構いい性格の人間なので、役としては合っていたと思います。
これが、完全に善人だったら物語として破綻しますが、適度に自分のことしか考えない主人公だからこそ、個人の幸せが明確になってよかったのではないかと。

ただ、これ捕らえ方の違いなんでしょうが、主人公が乱発する奇跡によって、世界は次第におかしくなっていくのですが、そのへんの、現実とのつじつまが合ってしまう奇跡など、もはやそれは奇跡じゃないと申しましょうか。
奇跡で隕石が落下する。そのために環境に影響が出る。
宝くじが当たる。何人も当選者が出てしまったために、額が17ドルにしかならず、暴動が起きる。
これらは、ジム・キャリーが勝手気ままに乱発してしまった奇跡のために、後々起こる弊害なんですが、なんか、これすらも理屈抜きで力技でどうにでもできるからこそ、神の能力なんじゃないですかね。
隕石が落下する、でも何も起きない。
宝くじが当たる、17ドルしかもらえないけど当たった全員それで満足する。
この辺の、理不尽さ加減こそ、万能じゃないかなあと思う私にとって、神の奇跡からの流れは、ちょっと退屈な感じがしました。
ジム・キャリーが奇跡の能力を見つけたばかりの頃、皿の中のスープを割ってみて驚くとか、その辺の方が、何でもできちゃってびっくり、という当たり前に驚けたという感じです。

ヒロインの女性が、自立した女性で、でも可愛くてユーモアもあって、よくジム・キャリーと付き合ってるよという意味で稀有な女性を演じていて、凄く良かったので、そういう意味ではお勧めです。


『ギャラクシー★クエスト』
スタートレックのパロディらしいのですが、私はスタートレックをまるで知りません。
それでも、凄く面白かったです。

話としては、ギャラクシー・クエストというSFものの作品を演じている役者が、本当の異星人たちの争いに巻き込まれる、というわかりやすいものなのですが、見終わった後の読後感はハレバレとしていて格別です。

物語も非常に筋が通っていて飽きさせません。
名ばかりの艦長である主人公に、「貴方に会えて光栄です」と目を輝かせる異星人。ギャラクシー・クエストをドキュメントと思っている、嘘を知らない異星人たちに、次第に親愛の情がわき、彼らを助けようと奮起する様は必見。

自分の、おかしなマスクをかぶった役と、「トカゲヘッドの名に懸けて」という決め台詞が気に入らない役者も、彼に心酔している異星人が撃たれたとき、
「貴方と共に任務が遂行できて幸せでした。心の中で父とも思っていました」
との言葉を受け、
「トカゲヘッドと、父の名に懸けて、復讐は必ず果たす」
と誓うシーンは思わず涙。

パロディ要素も満載で、宇宙船の中枢に向かう時、落ちたら死亡の一本橋や、通路を妨害する高速ピストンを見て、「何で通路なのにこんなものがあるのよ!」「この脚本を書いた奴は死ね!」と暴言を吐くヒロインは必見です。

衣装や、セットはあまりにもチープだと、ちょっとテンションが下がるのですが、適度にCGで、手作り感があってこちらも世界観と非常に合っていたと思います。あまりに、CGバリバリで、宇宙バリバリだと、逆に作り物っぽくて辛いものがありますし。
我々の想像する宇宙船内、宇宙基地、敵対する異星人はとにかくクリーチャー顔、という、お約束を踏まえたつくりは、映画として入り込みやすいし、安心して見られます。

物語は、最後クリーチャーを倒し、彼らは無事に地球へ帰還し、異星人たちは自らの航海を進み、そして、ギャラクシー・クエストは十八年ぶりに映画化されるという、まごうかたなきハッピーエンドで終わります。
最初から最後まで非常に面白かったので、お勧め。
日陰の彼がちゃんと、映画化で役をもらっていたのも嬉しかったですし。

キャストも、若かりし頃のシガニー・ウィバーの美貌と乳は必見。
アラン・リックマンも被り物をしていてもわかる顔の濃さがありますし、役者陣の演技も見ものです。
いやあ、久しぶりに何も考えずに面白かったです。勿論、スタートレックシリーズを知っていればより楽しめるのでしょうが、全く知らない私が見ても楽しめる、ということは、作品として非常に質が高いということなのでしょう。
PR
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ツイッター
ブログ内検索
メモ

公式サイト11月10日発売予定








ファンタスティックMr.FOX
アリス・クリードの失踪
4デイズ


美術系
・氷見晃堂(石川県立美術館)
・佐々木象堂(佐渡歴史伝説館)
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) 雑記 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]