忍者ブログ
日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

拍手やメールにてお勧めいただいた時代小説、文庫で入手できるものは全部注文しました。届くのがとても楽しみです。合計三十冊越えたがかまやしない! 鼻息荒く読みたいと思います。
ありがとう、そしてありがとう!
でもこれでも、古本だと一万円いくかいかないか、で手に入るわけですから、本っていい趣味だなあと思いながら際限なく散在できるっていう意味では、どこまでもぬかるみが続くなあとも思いました(笑)

とりあえず、なめくじ長屋シリーズからとりかかろうと思うんですが、一巻から揃うのを私が待っている間に、母親がとりあえずあるものから全部読んでしまったのがちょっと悔しい(苦笑)。
母親いわく「わりと本格的な推理小説だったよ」とのことなので、そちらの要素も楽しみです。


『金色のコルダ2f』は最上級EDを誰か一人見たらとりあえず『アンコール』は保留にしたいと思います。他の連中もとにかく全員落としたしな。連鎖も通常も見ましたよさすがに飽きた(苦笑)
全部の細かいイベント(休日デートとか)は、もう見てられんわ。
ぐずぐずしていると『三国恋戦記』も届くし、そしていずれはびっくりするくらい評判のいい蝶毒もいずれ購入して遊ぶ予定です。密林品切れだものなあ。
初めから18禁のゲームは絶対に移植されない(されたとしても意味がない)前提なので、心置きなくPCゲームとして買えますね。よし、いい判断だ。
PR
現在『金色のコルダ2f』をプレイ中、かつ6月半ばには『三国恋戦記』が発売という事で、久々に乙女ゲーム続けて遊ぶことになりそうです。

その流れ、といってはなんですが、6月以降の乙女ゲーム発売はどうなっているのだろうと、本当に久しぶりに検索してみたところ、やはりコンスタントに発売されるようですね。
その中には、「やってくれるぜオトメイト商法」みたいな、焼き直しの焼き直しや、ファンディスク的なものもありますが、それでも月に2、3本ペースでちゃんとPC、コンシューマ問わず新作が出るのですから大したものです。正直驚きのレベル。

ざっと公式サイトを見て回ったりもして、噂の三銃士ゲームで、一番萌えそうなのが馬であったり、何故ホトケンサーは敵をわざわざ、ああいう形にもってきたかなあ! せめてメカならメカで燃える(萌える)要素入れてくれよ! むしろ入れてくれれば落とせるであろう人物たちより段違いに好み! とか、己の守備範囲を再認識したところで、正直発売される乙女ゲームの設定、登場人物のパターンにはいい加減バリエーションが尽きてきたな~とそれもしみじみ思いました。

同じようなキャラゲーの先駆者である、男性向けギャルゲーも、年々発売本数が落ちているとこの前NHK(苦笑)で見たばかりですが、初期の枯渇した時代と比べて、ここまで乙女ゲームも供給が追いついてくると(全部遊びきれないレベルで)、逆に「乙女ゲーばかりにかまけていられないオタク」っていうのは、どんどん遊ぶものを厳選して、結果として発売本数そのものは、余程のビッグタイトルでない限り、頭打ちなのだろうなあとも思いました。

まあ、今ではそのビッグダイトル自体が怪しいものですが…(遠い目)。

何も、純粋に乙女としてのキャラ萌えを望むなら、別に普通のRPGであったり、シミュレーションであったりしても、そこにはちゃんと乙女要素があるわけで(むしろそっちのほうがゲームとして面白さが上だったりする分、自足する萌えも良質だったりして)、その上ある種のマンネリ化からは絶対に逃げられない(これはどのゲームのジャンルにもいえますが、システム面での工夫が乏しいこのジャンルは辛い)乙女ゲームで、今後何を売りにしていくかっていうと、やっぱり「声優」なんだろうな、という結論に達しました。

絵なんていうものは正直今後発売されるもの殆ど似たような傾向で、さして嫌悪感をもよおすような要素ではありませんし、この絵師さんが描いているのであれば買う! っていうアプローチが出来るほど金銭的に恵まれているジャンルとも思えません。大体、好きな絵柄なんてものは細分化されすぎちゃって、一言に絵師さんといっても、把握しきれないほど多いわけだし。

そうなると、声優さんの起用っていうのは鉄板ですね。
私は遊ぶ上で声は余程好みとか、決め台詞でもなければOFFにしてしまいますが、声優さん買いっていうのは購買層として、かなり狙いやすいですよね。
お目当ての人を狙うのは勿論ですが、大体、自分の中でナンバーワンは当然だけど、ナンバーツーだって、スリーだっているわけですから、そうなると一気に幅は広がるわけであって。

声優さんが好きという方は、特定のファンの方は勿論ですが、それ以外にも青田刈りじゃないですが、まだ発掘されない原石だって充分守備範囲内であるわけで、そうなると、ベテランを起用する鉄板にまぎれて、新人さんをどんどん使うっていうのも、売り方としては大いにアリ。

私自身も既に、乙女ゲームからはほぼ引退しているような状態ですが、それでも松本保典さんとうえだゆうじさんが落とせるなら買うよ。
よりにもよって、そうそう出ることはないであろうという人選が悲しくもありますが…。

まあ、キャラ設定っていうのがマンネリ化してしまうのは、ある意味当然ですよね。個性を詰め込むんじゃなくて、萌える個性を表現しなくちゃいけないわけですから。

カレーを愛するペンギンもどきに萌えられるのなんて、そりゃあ、あれが元々萌え漫画じゃないからだよ!(べーさくはとてもいいものです)。

誰だって、カッコイイと思える要素なんて限られてくるものでしょうし、そのカッコよさを如何に上手くゲーム上で演出しているか、なんてことは、遊んでみないとわからないわけだし。
公式サイトのキャラ設定だけ見て、「何処かで似たような」なんて思うのは、思い当たる節が多すぎて、という歴戦のプレイヤーの発想でもあるわけですから。誰のことだ俺の事だ。
じゃあ、設定で勝負っていうのも結局は、キワモノになってしまう恐れありですし、キワモノ設定であっても、結局は中にいるのはイケメンというゆるぎない事実が、キャラクターの個性次第っていう、ごく当たり前の終着点を迎えてしまうわけですしね。


まあ今後PCで乙女ゲームは正直とても厳しい(うちのPCの不安定さは半端ない)として、コンシューマで遊ぶのであれば、

遂にやってきたシスプリ、今となってはべびプリ要素炸裂の、何故か二つに分けられてる(二つとも買えってか)『BROTHERS CONFLICT』とか。

馬萌えせざるをえない予感の『Musketeer ~Le sang des chevaliers~』とか。

『学園特救ホトケンサー』もPCじゃなかったらまだなあ。いずれ移植されそうな気もしますが、どうもPCからコンシューマへの移植の法則(売り上げだけではなさそうだし)がわからないのでなんとも言えませんが。

後は、どうせやるなら高校生がありえない台詞を吐くよりも、高校生が高校生らしい生活をしている方が好みになってきちゃった(原因・加齢)ので、『STORM LOVER』シリーズはいずれ気が向いたら。
おっさん率が高いということで、『二世の契り』シリーズもこれまたいずれ。

そしていつか、物語性の皆無な乙女ゲーがまた復活してくれることを切望しております。何を指しているのかはもう散々主張してきた(苦笑)のでさすがにパス。

そういう意味では、ゲームとして『金色のコルダ2f』非常に面白いんですが、やっぱりキャラ萌えできんのが辛いところです。
前述しましたが、もう最近若者は普通に若者であって欲しい年齢に到達してしまっているので、砂吐く台詞をつぶやかれてもなんか逆に冷めちゃって。これが、高校生年齢であっても異世界の王子様とかトンデモ設定であったら気にならないんですが、高校生はもう普通に高校生していてくれればそれでいい。むしろ、それが一番難しいんでしょうけど作る上では。
なので、コルダでは真っ当な高校生である火原とか、真っ当な大人である王崎先輩とか、通常では絶対に守備範囲外のキャラクターがむしろ魅力的です。火原可愛いよ火原。先輩も顔さえ違っていればきっと違った(何が)。
結局一ヶ月ほど前のウィルス騒動(私だけ)もカスペルスキーの誤検知のようで…。どうにかせにゃならんわなあ。もう普通に見ていたはずのサイトがばんばんひっかかるので心臓に悪いわあ。今は設定変更して静かですが…それも長く続けていたくないしな。



時代小説のアドバイスありがとうございます!
それぞれ見つけられたものは購入して、現在届くのを待っております。
その前に読んだ短編がこれ。





「人生を変えた時代小説傑作選」
短編集であるということと、タイムリーに児玉清さんが選者に入っていたので試しに購入。
選ばれていた作者さん全員読んだ事がなかったので、中々面白かったです。

・菊池寛「入れ札」
いわゆる任侠物なんですが、時代小説というより人間のひきこもごも。現代社会でもあろうという、色々文句もあるけど言えない、言う前に自分自身の感情の矛盾に気づいてしまうというような、後味悪いというか、心情中心の作品でした。


・松本清張「佐渡流人行」
昼メロみたいでした。松本清張ってとても有名な方でそれこそドラマの原作になったりしてるんですが、納得のドロドロ率。それでも佐渡金山の仕組みなどの世情も描かれていて面白かったです。これも、もう、誰一人救われないどころか完璧に無関係な人間もことごとく不幸になる、っていうおまけつきの話でした。これ、連続で掲載しないで欲しい…(苦笑)。


・五味康祐「桜を斬る」
傑作選の中で一番おしゃれでした。特にオチがカッコイイ。
この作者さん、最後の選者の対談でも言われているんですが、「オチに持ってくるのこれ?」とか「あれ? 主役って誰だったの?」みたいな、とても突き放した文章の書き方をするのが、むしろ斬新でした。
前半と後半で重きを置いている部分があまりに違いすぎるというか、そのあたりの温度差がむしろリアリティ。
結局、天才は天才であり、その能力の前には努力など意味を成さない、という割り切り方の見せ方が、とてもおしゃれでした。
相対する二人の決着のつけ方は、殺し合いではなく、桜の枝を花を散らさずに切ることだった。そして、その勝敗は如何に。


・藤沢周平「麦屋町昼下がり」
ダントツの安定感。このオチ見たことあるなあ、と思ったらたそがれ清兵衛のEDだった。読み物としても、時代物としても抜群に読ませる筆力があります。登場人物のリアリティさというか、何処にでもいる凡人を描くのが上手い。


・山田風太郎「笊ノ目万兵衛門外へ」
私の中では、バジリスクとか漫画化されたとんでも作家さん(ただしとてもエロい)というイメージしかなかったのですが、とんでもない。最初から最後までドッロドロな作品でした。
おかしな奇術者も忍者も出てこない。けれど、そこには確かに「まごうかたなき悪意」があって、それらは善意を持つ人間をことごとく不幸にした。
せめて、死なねばならなかったのは自分であって欲しかったのに、その願いは空しく、自分を取り巻く全ての人間が、死に、白い腕は肘から千切れて、かつての上役は死体を見下ろした。
一個も救いがない話でした。重すぎる。


・池宮彰一郎「仕舞始」
討ち入りの話ですが、それらを取り巻く周囲の人々の話です。


個人的にははからずとも、児玉さんが選んだ二作品が一番面白かったです。特に五味さんのあっさり風味は非常に性に合ったので、他の作品も読んでみようと思います。
一瞬「柳生武芸帖」って、あの私がこの世で最も二枚目だと信じて疑わない村上弘明さんの七番勝負の奴!? と仰天したのですが、それはそれでまた別の人の作品でした。
NHKの時代劇に取り上げられた作品は、それはそれでちゃんと読むつもりです。
近所のコンビニでパスタとサラダを買うと、必ず箸もフォークもつけてくるのですが、これは通例なのでしょうか。
世間の人は、パスタは絶対にフォークで食べる派なのでしょうか。それともサラダは絶対に箸で食べる派なのか。
家での食事に、フォークが出てきたためしがないので、未だに外食でナイフフォークが出てくるとびびる井原厄年です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
普通に箸でずるずるいいながらスパゲッティ食ってるよ家では。

ちなみにコンビニで買い物をすると、大体箸やらフォークやらをつけてくると思うんですが、私は向こうが「いりますか?」と聞いてくれば「いらない」と答えるけれど自分からいらないとは言わない派です(長い)。


【藤子・F・不二雄 少年SF短編集】





たまたまコロコロコミック編集のものだったらしいのですが、これ以外も短編集一杯出ているようなので、正直どれを買ったらいいのかよくわかりませんねえ…。
収録作品がかぶったりはしていないんでしょうか。出版社が違うからそれはないのかな?


今更私が言うのもおこがましいですが、何でこんなに絵が上手なのだろう…。
絵の使い方で、基本的に会話をしているコマでも、それぞれが「何かしながら」会話しているっていう構図がとても好みで、その差を見ているだけでもうっとりします。
バストアップが殆どなくて、歩きながら話す、座り込んで話す、母親と息子の会話では母親は常に手を動かして何かをしている、友人同士の会話は常に学校で遊びながらで、といったように、当たり前なんですけど、じっとしていることがない日常生活がそれだけでも垣間見れます。
誰一人、棒切れのように突っ立って会話はしないし、かっこつけたポーズもしない。
親に頼まれて新聞を取りにいったり、朝食を食べたり、植物採集の重しのために古新聞を探したり、こたつに寝転んでテレビを見たり。
それらが上手く描けるのは、絶対的な実力があってこそできるものなので、その上手さを見るだけでも満足してしまうという感じです。

短編集ですが、SFというのもサイエンスではなく前から主張されているように、「少し不思議」のSFでとても面白いです。
そして、その不思議の部分にあたる、人外の可愛さエロさよ…。
実際本編を見たわけではありませんが、新しくなった鉄人兵団の映画で丸いボールが変な萌えキャラみたいになってた時は本気で卒倒しそうになったものですが、(実際映画のデキとしてよかったのかどうかは知りませんが、あの丸いボールはロボットの「通常回路」であるのだから、そこに感情や善意なんてあるわけないだろ)漫画に出てくる人外全てが魅力的っていうね…。
鉄人兵団つながりでも、ロボットのリルルが怪我をして、しずかちゃんが治そうとするシーンも、これがまあ大概エロくてどうしようと幼心にも思ったものですが、この短編集も出てくる女の子全員これでもかというくらいエロい。
多分、女の子を描くのが異常に上手いゆえなのでしょうが、顔のアップもちょっとしたしぐさも、女の子(それに属する何か含む)もねえ、本当に可愛すぎてどうにかなってしまいそうです。
少女の頃はおてんばで、ある程度の年齢(思春期)になるとおしとやか、っていうのはこの作者の王道女の子パターンのようなんですが、王道だけにその描き方が上手い。

短編集1の「恋人製造法」では、憧れている女の子のクローンを作っちゃうという話なんですが、そのクローンが育って、どろどろの繭の中から出てきたときはそのエロさに倒れるかと思いました。当然全裸ですしね。
この人ってなんのためらいもなく全裸だすからな…。
この場合、パンチラはエロいんじゃなくて、「健全」の部類の入ってしまうのが個性だな、と思います。(しずかちゃんの「チンカラホイ」とかね)チラリズムがエロくなるも、健全になるのも個性というか。

「恋人製造法」はとにかく、ナリは女の子でも中身は赤ん坊という、すんごいギャップのある子を育てていく過程が、ひたすら萌え・可愛・エロでした。
お風呂に入ろうとして「脱がして」とか、一人でうんうんいいながら必死になって服を脱ごうとする様とか、童話を寝る前に読んでもらうとか、あまつさえ、おまるで排泄ですよ…。進みすぎてるだろ…。

個人的には「なくな! ゆうれい」「未来ドロボウ」「宇宙からのおとし玉」「アン子、大いに怒る」「山寺グラフティ」が好みでした。
「宇宙からのおとし玉」は、宇宙人のタマゴン(このネーミングセンスがいい)がえっらい可愛くて。ただのまんまるの玉なんですけど、それがいい。ちゃんとオチもすっきりつきますしね。

「山寺グラフティ」も普通に考えれば幸せであるはずがない非日常なのに、それでもその門出を心から祝福したいっていう、すっきりとした読後感が不思議な作品でした。

どの作品も、オチっていうのもどんでん返しというものではなく、あくまで日常の中の一コマ、それでも日々は続くっていう終わり方がどのエピソードも顕著なので、割合あっさり終わるものが多いんですが、個人的には全部その主題の中の話なのだと思って読んでいるので、どれも好感触。

個人的には、体の全てを使って日常背景の中で生き生きと動く登場人物たちを楽しめる作品だと思います。何気によく出てくる「両親」もそれぞれ個性的でいい人なのもポイント高し。
結局、『金色のコルダ2f』も『金色のコルダ2fアンコール』もそれぞれの攻略本も購入してしまいました。
ごめん、かっとなった。
T&BのBDもフィギュアも買わないから許してくれ…。なんていうか、あれを買ったら自分の中で何かのタガが外れてしまう気がするんだ…。そこまで俺には勇気がもてないんだ………。

ちなみに2fは恐ろしいまでにジージー読み込んでます。
PSPにも色々ですね。


『ぼんくら』『日暮し』
実は宮部みゆき作品は一つも読んだ事がありません。
というか、私は大人になってから小説っていうものを殆ど読んでいないので、今現在誰が有名で何が流行っているのか正直全く知りません。
その中で、名前くらいはあまりに有名で知っている宮部みゆきの時代ミステリーを、親が買ってきたので読んでみたのですが、正直これ時代物でもなければミステリーでもない。
時代設定がただ「時代劇設定」であって、書きたいものや書かれているものが明らかに、「時代物」ではないので、読んでいて非常に不完全燃焼でした。
時代物として面白くなくても、情景小説というか、その時代の文化さえ描かれていれば内容がどうであっても楽しめる、というような歴史書的な楽しみ方も正直あまりできないし、文章の書き方が(多分わざと)はすっぱなに書かれて、かつ登場人物の個性の描き方が大変現代的で、一つの「キャラ」に対する設定をこれでもかと増やしていくので、読んでいて胃もたれした感じでした。
親の話では他の現代を舞台にした小説はそんなことはないらしいので、多分これも「時代小説」に特化しようとしてキャラ設定入れすぎちゃったのかもしれませんが。


時代小説であれば、正直平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」シリーズのほうが億倍面白いし、かつ文章として圧倒的に「上手い」です。
個性的な文章の書き方をしなくても、際立って外見や文章として「目に見える」個性のつけ方をした人物が誰もいなくても、登場人物たちはすべて江戸で生き生きと描かれているし、短編であってもその筆力にかげりはありません。

宮部みゆきさんの他の小説を読んだ事がないのでわからないのですが、書きたいのが人間群像であって、そのほかはわりとどうでもいい、というような内容でした。申し訳ないけど時代小説としてははっきり言って面白くない。
この人がどうのというのではなく多分平岩弓枝さんが純粋に「上手すぎる」っていうのもあるかもしれません。

私が他に読んだ事がある時代小説というと、山本周五郎や藤沢修平はこれもどちらも好み関係なく、圧倒的に文章が「上手い」のでどれを読んでも安定感があります。森村誠一もそうかな。特に山本周五郎の短編は凄い。
他には、池波正太郎 鬼平犯科帳シリーズを読んで、上手い下手関係なく、内容が殺伐としすぎていて(尖っていて)あまり好みではなかったので、それ以降購入してません。多分、他のシリーズを選べば印象変わると思うんですが。
HNKのドラマから入った「宝引の辰 捕者帳」シリーズの泡坂妻夫は文章が軟らかくて好みでしたし、他にも現在進行形で、「みおつくし料理帖」は大変楽しませてもらっています。

きっとまだまだ読んだ事がない時代小説は、まだまだたくさんあると思うので、いずれ色々な作者さんを開拓してみたいなとは思っておりますが、なまじジャンルが固定ででかくて、それこそ歴史があると選ぶのも大変です。
皆様、是非お勧めなどありましたらご教授ください。
そして、是非楽しい時代小説ライフを共に!(笑)大事なのは歴史小説ではなく、時代小説ってところでひとつ。私実際歴史そのものには詳しくありません(大変控えめな表現)。
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ツイッター
ブログ内検索
メモ

公式サイト11月10日発売予定








ファンタスティックMr.FOX
アリス・クリードの失踪
4デイズ


美術系
・氷見晃堂(石川県立美術館)
・佐々木象堂(佐渡歴史伝説館)
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) 雑記 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]