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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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結局、『金色のコルダ2f』も『金色のコルダ2fアンコール』もそれぞれの攻略本も購入してしまいました。
ごめん、かっとなった。
T&BのBDもフィギュアも買わないから許してくれ…。なんていうか、あれを買ったら自分の中で何かのタガが外れてしまう気がするんだ…。そこまで俺には勇気がもてないんだ………。

ちなみに2fは恐ろしいまでにジージー読み込んでます。
PSPにも色々ですね。


『ぼんくら』『日暮し』
実は宮部みゆき作品は一つも読んだ事がありません。
というか、私は大人になってから小説っていうものを殆ど読んでいないので、今現在誰が有名で何が流行っているのか正直全く知りません。
その中で、名前くらいはあまりに有名で知っている宮部みゆきの時代ミステリーを、親が買ってきたので読んでみたのですが、正直これ時代物でもなければミステリーでもない。
時代設定がただ「時代劇設定」であって、書きたいものや書かれているものが明らかに、「時代物」ではないので、読んでいて非常に不完全燃焼でした。
時代物として面白くなくても、情景小説というか、その時代の文化さえ描かれていれば内容がどうであっても楽しめる、というような歴史書的な楽しみ方も正直あまりできないし、文章の書き方が(多分わざと)はすっぱなに書かれて、かつ登場人物の個性の描き方が大変現代的で、一つの「キャラ」に対する設定をこれでもかと増やしていくので、読んでいて胃もたれした感じでした。
親の話では他の現代を舞台にした小説はそんなことはないらしいので、多分これも「時代小説」に特化しようとしてキャラ設定入れすぎちゃったのかもしれませんが。


時代小説であれば、正直平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」シリーズのほうが億倍面白いし、かつ文章として圧倒的に「上手い」です。
個性的な文章の書き方をしなくても、際立って外見や文章として「目に見える」個性のつけ方をした人物が誰もいなくても、登場人物たちはすべて江戸で生き生きと描かれているし、短編であってもその筆力にかげりはありません。

宮部みゆきさんの他の小説を読んだ事がないのでわからないのですが、書きたいのが人間群像であって、そのほかはわりとどうでもいい、というような内容でした。申し訳ないけど時代小説としてははっきり言って面白くない。
この人がどうのというのではなく多分平岩弓枝さんが純粋に「上手すぎる」っていうのもあるかもしれません。

私が他に読んだ事がある時代小説というと、山本周五郎や藤沢修平はこれもどちらも好み関係なく、圧倒的に文章が「上手い」のでどれを読んでも安定感があります。森村誠一もそうかな。特に山本周五郎の短編は凄い。
他には、池波正太郎 鬼平犯科帳シリーズを読んで、上手い下手関係なく、内容が殺伐としすぎていて(尖っていて)あまり好みではなかったので、それ以降購入してません。多分、他のシリーズを選べば印象変わると思うんですが。
HNKのドラマから入った「宝引の辰 捕者帳」シリーズの泡坂妻夫は文章が軟らかくて好みでしたし、他にも現在進行形で、「みおつくし料理帖」は大変楽しませてもらっています。

きっとまだまだ読んだ事がない時代小説は、まだまだたくさんあると思うので、いずれ色々な作者さんを開拓してみたいなとは思っておりますが、なまじジャンルが固定ででかくて、それこそ歴史があると選ぶのも大変です。
皆様、是非お勧めなどありましたらご教授ください。
そして、是非楽しい時代小説ライフを共に!(笑)大事なのは歴史小説ではなく、時代小説ってところでひとつ。私実際歴史そのものには詳しくありません(大変控えめな表現)。
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