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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『ゴーストトリック』公式サイト

ネタバレには反転などの配慮はしますが、あくまでこちらの判断ですので、閲覧される方は要注意、自己責任でお願いします。









久しぶりにドット絵の本気を見ました。
ぬるぬる動くというよりも、エロエロしく動くので、第一章から鼓動が。足の長い殺し屋がけだるげに階段を下りるシーンだけでおなかいっぱいです。3Dなんて目じゃないエロさですね。これを理解できる世代に生まれたことに感謝を。
…これやった後に、『魔装機神』やって大丈夫だろうか…。ちょっと不安だ。

推理の要素よりも、パズル的な要素が強いので、私的には結構難易度高いです。
既に二章の時点で、一回ミサイル救えなかったよ…。(早ェェ!)
とりあえず、総当りでやってみるのが一回目で、考えるのが二回目くらいのノリで頑張ってます。いきなり二章目にして、取り返しがつかなくなって詰む仕様になっているとは思わなかった…。ドーナツ早く転がしすぎてミサイル死亡とはね…(遠い目)。
今後、難しくなっていくに決まっているので、先行きちょっと不安です。パズルは昔から普通に苦手なんだけど、大丈夫なんだろうか…。

己の行動結果にやり直しがきかない風になっている以上、ある程度は死んでひらめけ、っていうスタンスなんだと思います。
やり直すのも、初っ端からではなく、実際のカウントダウン(死亡への)が始まってからやり直せるので、少なくとも「それ以前の失敗で左右される」ってことはないですし、やり直すのは苦痛じゃないですが、やっぱり待っているのが死って、凄くスリルがありますね。
やっててドキドキします。頼むから、こっち向いてくれ! ミサイルしっかりしろ! カノンも気づいて! というかミサイル超可愛い!
ミサイルの話し方とか、イトノコ刑事を彷彿としてしまい、常ににやにやしっぱしでした。なんだよあの尻尾のもさもさ具合とか! 体の丸まり具合とか…! 可愛すぎるだろうミサイル! ポメラニアンなんて一昔前に流行った犬を出してくるセンスはどこから来るんだよタクシュー!(逆裁は柴犬だったというのに)

とにかく進むのに、タイミングはともかくとして、それに気づくひらめきが必要になってくるので、それが駄目だと結構簡単に詰む んじゃないかと思います。私は五話の地下室のキューピットがわけがわからなくて、詰みました。
駄目な脳みそだな俺は…。いや、それ以降全部攻略見ようとは思わなかったけど、所詮これは負け犬の所業ですよ………。笑うがいいさミサイル………。
元々、パズル要素が強いものは全然駄目派閥筆頭だったわけですが、年取るにつれて、ますます磨きがかかってきたようで悲しい…。これ、気づける人は一発でわかっちゃう難易度だと思うので、私の詰み度は参考にならないと思います。

進めていった結果、リンジュー刑事に惚れた。
顔も何もないモブキャラなんですけど、このゲーム基本的に全員顔がないも同じですし、顔があってもすぐ退場したりするので、キャラデザの地味さは萌えと比例しません。
むしろ、椅子にガニマタで座って、ハンチングを深々とかぶり、突っ走ってばかりいるリンネ刑事をたしなめつつも、その行動を
「ニクの食いっぷりに免じて見逃してやるよ」
とか、さらっと言ってくれる大人な態度に超萌え! 盗聴器から聞こえてきたオッサンの歌声に、「そうだな。少なくともいい声だったな」と余裕の反応に萌え。

シーソーとかが出てきた場所でまたしても詰む。
これ、失敗したとき、もう少し具体的なヒントが欲しいなあ。そうじゃないと本当に詰む人は詰むぞ(私)。


死後の世界パート(アヤツル、トリツクを駆使して状況を打開する)で緊張感を高めるやり方がとても上手いです。
勿論、「アト何秒」とかカウントダウンが始まれば「ギャアア!」となるし、一つ間違えれば最初からやり直しって言うシステムも緊張感があるのですが、個人的に一番上手いと思ったのが、何もやらなくていい、「待機」の空白の時間ですな。
画面上にトリツクことができる品物があれば、片っ端から飛び移りたいのが心情。何につりついてそれがどんな動作をして連鎖になるかもわかりませんしね。でも、滅多やたらに飛び回っていても、状況は改善しない。
結局、正しい位置に、しかるべき時間が来て必然的に状況が動くまで、待機してなきゃいけないことも多いわけです。
そうなると、何か見落としているかもしれない不安感を抱えながら、状況が動くのを待つ時間って、結構な恐怖なわけですよ。
それが結構な頻度で使われていて、やっていて、「アト何秒からどんだけやることあるんだよ」と、死んで覚えるのが基本のプレイヤー(私)であっても、戦々恐々でした。恐ろしい話だ。


最終的に、すべての人物たちに結末がついての大団円なので、凄く後味もいい感じです。
すべてを覚えていた上でそれぞれに新しい幸福な生活があるって、理想だよなあ。
まあ、最終的に「十年前に飛んで閉じ込められた」あたりは、正直よく理解できなかったんですが、ちゃんと読まないと駄目だな。
(反転)
あれは、結局リンネが死ねば、同じような未来が繰り返されて、シセルの能力でまた飛んで、「変えられなかった」世界から始まり、「変えられて」「帰られた」ってことなのか。
(反転終了)


総プレイ時間はおよそ15時間前後ってところでしょうか。私は放置していた時間もありましたし、脳が追いつかないところもありましたので、こういったパズル要素が強いゲームが得意な方は十時間切れるんじゃないかな。
とにかく、効果音の使い方から、台詞回しまで、徹底的にタクシューでしたが、逆転裁判ほどキャラクターの魅力を台詞で特化させようという気はないので、逆に嫌味なく見られるんじゃないでしょうか。登場人物の少なさ(現実的に関わってくるのは片手ほどしかいない)は謎の牽引力でカバー。登場人物が多ければ多いほど、それだけ「容疑者」が増える反面、視点が散漫になりますが、少なければ少ないほど、主要人物に「絶対的に謎が関わってくるはずだ」という期待感で物事が見られるので、それだけで盛り上がる要素になります。

台詞回しじゃなく、個人的には超ドット萌え。
今の若い方はわからんのではなかろうか…この、立ち居振る舞いから漂うエロさが…。会話なんかなくたって、第一章の縦移動だけですべて持っていかれました。
物凄く新鮮だった。横移動画面で個性が現される動きは、逆転裁判でもあったけど、これが真正面から三段ぶち抜き(画面構成として)で現れたときは、本当に「負けたよ…」と思いました。特に、横スクロールゲームに慣れて育っている世代なもんですから、上下移動(古くはアイスクライマーですか)の演出って物凄く斬新に見えるし、実際やっていて楽しかったです。


キャラクターとしては、リンジュー刑事萌えなのは言うまでもないですが、他にもとばっちりを受けすぎのネズミとか、ポメラニアンやってたミサイルとか、○○○の名前をつけられた○○とか、ん? これは何処の王国? と錯覚してしまうほどの獣度の高さが味わえます。なんて凄い話だ。
出てくる人物に一貫して芯があるので、嫌味ないですね。ホウムダイジンの奥さんなんか、最初どんだけひでえキャラなんだよ、と思ったら、超正義感の強い立派な人だった…。夫の仕事に敢然と意見を言い、それが正しいことだと主張できる奥さんの強さに…カンパイね。(ちょこざいな!)

しかし、タクシューは毎回幼女を書くのが凄く上手いですね。エイミンとかあの風邪ひいた可愛い娘さんなんなの。パパ大好きっ子でツインテールってお前なあ。
ただ、カノンちゃんだけはちょっと肩透かしだったかなあ、と。他の連中に比べて背負うものがあんまりないというか、(反転)一度死んでミサイルが助けたっていうくだりも、後々なんかに生かされるのかなあと思ったらそんなこともなかったし。(反転終了)
カバネロ警部のあの動きだけでおなかいっぱいだし(最初私は、局長ポジションなのかと思って、凄くドキドキしました)なんといっても、ヨミエルの人間くさい男前さがたまりませんな。
「お前があの場所にいなければ俺はあんなことはしなかった」って、どのツラ下げてお前…と普段なら鼻で笑って足で踏むくらいの勢いなんですが、その後の対応含めて、人は間違う上でその間違えを正せるっていうのが、ものすっげえカッコよかったです。間違えないんじゃなくって、ここに出てくる人物、大体基本「間違えた」ところから始まるっていうのが、リアリティがあるし、完全無欠じゃなさ具合が、たまらないですね。
そんな細かいことは抜きにして、看守二人とかもすげえ酸いも甘いもわかってる感が萌えました。
先輩に敬意を払う気がない後輩。だけど先輩に好意を持ってるけど言わない後輩。
後輩に敬意を払われていない先輩。だけど後輩に好意を持っているとちゃんと言っちゃう先輩。
…この二人は一体金属何年目にしてこの極地にたどり着いたのでしょうか…。甚だ疑問です。


キャラデザが最初やたらデフォルメされているのがちょっと不思議でしたが(絵柄だけ見ればとっつきやすい絵柄ではないと思う)、あのドットの動きを見て確信しました。あくまであの動きありきのキャラデザなのな! リアルな絵柄であれやられても、笑うしかねえものな!
凄く面白かったです。相変わらずセーブが一つしかない(苦笑)とか、詰んだらある意味そこで終わり的な要素はありますが、そんなの問題にならない良作でした。
これから二週目やって、(反転)ヨミエルの皮をかぶったシセルと、シセルの個性の差を楽しもう(反転終了)と思います。ある意味、パズル要素なしでもどれだけ楽しいかの再確認ですね。(しかし二週目だからと言ってパズルの解答を覚えているという保証もない…)
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