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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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先日夜勤で、早番が出勤して来てくれたので、水分補給に休憩室に向かいました。
厳密に指定された休憩時間ではないので、お茶だけ飲んで現場に戻らなきゃならないのですが、その前に何の気なしに携帯を開いてみたところ、着信三件。
私は第三者、家族含めて携帯電話のやり取りが年に数回あるかないかの人間ですので、そんな携帯に着信記録が残っている時点で、不吉な予感炸裂なわけですよ。
で、着信とメールを見たところ、母親が救急車で病院に運ばれたので連絡くれという父親からの電話でした。
私の勤め先は病院ですから、他の人たちに断って、電話したわけですよ。ところが、父が出ない。
仕方がないので弟に連絡したところ、
「あ~~~~~~~」
物凄い寝ぼけた声で応答が。
「あ、ごめん。寝てた?」
「………寝てた………」
実はこの時点で、あ、大したことじゃないんだなっていうのはわかった(大した事だったら弟が自宅で寝ているわけがない)んで、もう一度改めて父に電話すると、今度は出ました。
要約すると、
「母親が発作で倒れて、今病院で点滴うってもらってて、もうすぐ終わるから帰る」
ってことでした。
父「で、救急車で来ちゃったから、足がないんだけど、どうやって帰ればいいと思う?」
「タクシーで帰ればいいんじゃない」

これ、私の気持ち的には、「タクシーで帰りゃいいだろうが!」くらいのテンションだったのですが、職場で夜勤明けだったこともあって、何とか気持ちを抑えて電話を切りました。


うちの父親は、一を十にして騒ぐ上に、全く危機管理能力に乏しい人間だということが、改めてよくわかりました。
大体、留守電に入っていたのって朝の五時台なわけです。
私が携帯をたまたま見たのは、朝の七時過ぎ。
その二時間の間で、だ、何で「大したことがなかったから大丈夫」とか一報を入れておくことができないのだ親父ー!
これが初めてで気が動転していて、というのならともかく、母親が倒れるのは今に始まった話ではないのです。
だから、言い方は悪いですが、母親は自分の体調について自覚しているので、母親だけならこんな騒動にもならなかったのでしょうが、これが父が絡んでくると話が大きくなる。
別に連絡するなって言っているわけではないのですが、私の勤め先上、携帯電話は持ち歩けないわけです。そうなると、気づくのって下手したら勤務終了後だったりするので、それこそ本当に大きな事件だったら、携帯に電話することそのものがまず間違っているわけですよ。職場に直接連絡してもらわないと、意味がない。

挙句の果てに心配させて、職場の人たちに断って電話をさせてもらって(仕事中ですからね)、「もう帰る」ってお前…お前なあ!!

実際夜勤が終わって帰宅したら、父はテレビの前で横になってるし、母も自室で横になってるしで、するべきことは何もない感じでした。

「お昼どうする? 夕飯どうする? 買い物行く?」
「適当に食べるからいいよ。弟は仕事だから夕飯いらないし」
「でも昼は食べるよな。何がいいかな」
「何でも好きなもの勝手に食べるんじゃない?」
と、まだ盛り上がっている父に、私が心底疲れた反応を見せてその日は終わりました。まだ、「飯作れ」と言い出す人間ではないところは、評価してもいいと思うんですが(父親は買い物とか、店で売っているお惣菜とかが大好きです)、実際そんなこと言ってきたら殴ってる。


母は次の日にはもう起き上がって(というかその日の夜にはある程度動けるようになってた)普段どおり過ごしていたんですが、父親にバナナを三本も食べさせられてうんざりしている始末でした。

「…十八の頃から付き合ってるのに、未だに私がバナナ好きじゃないってわからないのかしら…」
「わかるわけないじゃん。以前だって具合が悪くて寝込んでるのに、ウナギ買ってきたり、消化にいいからうどんって言って、カレーうどん買ってくるような人間だよ?」
「…昨日も中華丼の具だけを買ってきて、食べるって聞くからさすがにそれは断ったんだけど…」

そう言いながら、母は私が買ってきたフルーツヨーグルトを、
「あー倒れてから初めて美味しいもの食べたわー」
と言いながら口に運んでました。親父、お前は具合の悪い母親に何を食わせたかったんだよ。

ちなみに、私にもバナナを勧めてきたのですが、さすがにキレて、
「そう言って私がバナナ食べると思ってんの?」
と、鬼のような形相で答えてしまいました。(私は果物全般が嫌いです)
これが、母親に大して、体を案じて言ってくれているならともかく、明らかにウケ狙いで私に対して言っているので、堪忍袋の緒が切れました。ぶっちぎりで。

悪い人じゃないんですが、頼りにはなりませんな。
職場の人は「気が動転してたんだよ」とか言ってくれましたが、確かに私がそういう時に人よりも感情が平坦になる(多分元来の気質に職業病が加わった)のも認めますが、それにしたって、もう60とかになる人間がこれじゃあ、先が思いやられます。母親が逆に騒がれて具合が悪いのに気を遣わなきゃならないって、それどんな拷問だよ。
しかも、事が大きければ大きいほどどうしようもないので、強くあらねばと決意を新たにせざるをえませんでした。

ちなみに弟は「昨日のアレで、姉ちゃんが機嫌悪くなるだろうなあと思ったら、やっぱり悪くなったね…」と見方によっては私よりもクールな反応で対応してくれました。
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