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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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トマシュの話。
私の中において、プルシェンコとトマシュにおける気持ちのベクトルの違いを考えてみました。
結論から言えば、私はトマシュに笑いながら(彼の場合は微笑ではなく、笑い。それがいい)握手できれば昇天できる自信があります。
そして、プルシェンコに跪いて足にキスしろと言われればできる自信があります。
その辺の、友愛と敬愛の違いみたいなものが彼らに対して向ける熱視線の違いなんだなと思いました。どちらにしてもえれえ怖いですけども。
もうねえ、やっぱりプルって別格なので、足にキスもできるしいっそ、若本御大の声帯を移植して、この世で最もいい発音で「マインカイザー」と呼びたいような気がします。
私の中で第三者に向ける感情って、何気に友愛よりも敬愛とか、敬服を持つことが今まで多かったので、逆にトマシュに対する感情をもてあましているような有様です。
敬愛から友愛になるならまだ私の中の移乗としてわかるんだけど、一気に友愛に飛び込まれるともう、なんだか、どうしていいのかわからないよトラ………! なんであんなにさわやかなの…!
実際福井を見に行けて幸せでした。あれは最高のショーでした。
この世で初めて目にしたものが最高であった人間の気持ちが今ならよくわかりますよアイシャ・コーダンテ………!
あのジョニーのネックレス事件がなければ、ここまでトマシュの感情がおかしなことにならなかったのでしょうが、あの時のトマシュが、ふ、普通にいい人過ぎて………!
私の中で第三者に対して「普通のいい人」っていうのは、最高で最上級の賛辞です。
結局PCの壁紙も、公式の画像引っ張ってきて自作しちゃったよハハハハハハッハハハ。
今まで、『ダークナイト』とか、『レスラー』とか飾ってたのが夢のように現在私の乾君はさわやかです。




新御宿かわせみの話。
子供世代が主役になってから、まだ文庫本一冊しか出ていないのでわかりませんが、一応敵討ち的なものは決着がつきました。
このシリーズとして、どれだけ読み手にとっては大きな出来事である、出産や死亡というものも「これこれしかじかということがあった」とさらっと流されてしまうので、逆に落ち込まずにすんだというか。
その辺の感情のドライ感が、逆にその世界で住んでいる人たちの「辛い事があってもそれでも日常は過ぎていくし、楽しいものは楽しく、辛い事は他にもあってやっぱり辛い」という当たり前の機微が垣間見えるような気がします。
復讐やあだ討ちだけに人生のすべてをなげうつほど、ここの登場人物は「狭く」生きていないので。
登場人物に関しては、若い男子二人が主役で、それをとりまく人物が江戸から明治大正の時代に移り変わっている、という印象です。
御宿かわせみシリーズは、衣食住を含めた「江戸」の文化を味わうのが醍醐味だったのですが、その成分は弱まっている感じです。
西洋文化が表に出てくるようになると、どうしても「今の私が知っている知識に近い」ものだったりするので、新鮮味が薄かったりするので。
やはり、想像するしかできない過去の世界の方が、読んでいて面白いなあというのはあります。
ただ、明治大正の文化的なものも、主人公が「牧場がここまで日本に広まるのが早いとは思わなかった」と驚いたり、牛乳を飲むという習慣が広まったり、江戸とは違う様々な変化がこれから垣間見えると嬉しいですね。

御宿かわせみや、あの時代のものは漫画になることも多いですが、これいざ絵になると、絵の好みという現実的なものがあり、自分で敷居を高くしてしまうので、純粋に創造する文化を楽しむのであれば、時代漫画ではなく小説の方が万人受けしやすいような気がしました。
ただ、実際絵というわかりやすいものを見て、認識を新たにするということもあるので、どちらも楽しめるにこしたことはないと思います。
私の場合、文字から入り、絵にたどり着くと言う流れが好きなのかもしれません。
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