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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『メダリストオンアイス』
当日会場で見ましたのでその箇条書き感想。

まず、会場ビッグハット自体は大変小さい会場でした。私は二階席だったのですが、二階席というよりは一階席の傾斜の続きというか、非常に近く見えましたし。会場では当日券を求める方の列が。どれだけ余っていたのかはわかりませんが、この会場の小ささを考えると三階席でも充分見られたのではないかと思います。これが横浜アリーナだったら死んでますが。
17時に開演。最初にちびっ子としか形容できないちびっ子が出てきたときは何事かと思いましたが、あれもジュニアの選手だったんですねえ。クリスタル・ケイさんの歌声に合わせて全員集合。その後、年少者から演技開始。

以降はテレビと照らし合わせての感想ですが、ノービスからの開始。
ツイッターでも書きましたが、プロのショースケーターがいるのですから転んでも、お姉さまがたが「可愛い~」で許される年齢の子を、 ショーで使うのはいかがなものか、と思います。もう少し金の価値観わかってからでいいんじゃないかなというか。
競技会なら、見ている側が選手の競技を見させてもらっている側になりますが、ショーの場合は向こうがこちらのために演技をする場なわけでして。

女子ジュニアはどれも正統派でよかったですが、男子が総ネタプロ化してました。笑えるくらいに…。宇宙戦艦ヤマトに太陽にほえろってどういうことなの…。日野選手が太陽にほえてたんですが、この人ナンバーがお笑いなわりには、顔面これ緊張かといわんばかりに、ガッチガチでした。この辺のこなれてなさが初々しいったらそうなのかもしれません。
大学生の中村選手が一番ノリとしては吹っ切れてました。半ズボンでしたしね。この選手非常にジャンプが高かったです。

ちなみに鈴木選手の放送の時、演技終了後に笑いが入っていたのは、投げ捨てたショールの場所を見失ったからです。
今回若手も帽子とか、布とか、サングラスとか、やたらに脱ぎっぱが流行っていたんですが、明確に見失って挙動不審になったのは鈴木選手だけでした(笑)

時折ドラマティックな演出が挟まれますが、まあテレビだからある程度は致し方ないとしても、「第三の男」とかそういう失礼な枕詞みたいなもの何とかならんのですか。順位は明確につくとしても、それぞれフィギュアスケーターであって、そうなればすべてが同じラインに立つ選手なのに、第三も第二もないでしょうが。

ちなみに選手インタビューは、メダリストだけが滑り終わった直後に会場脇で進行を止めて行ってました。
これ、放映では明らかにLIVEではないんですから、進行止めてまでやる必要性ないと思うんですけどね…。
他の選手のインタビューはテレビ放映ではされていたので、奥でやってたんでしょうね。
実際の進行中には、このメダリストの三組しかテレビで止まるっていうことはなかったので、他のは全部事前か事後に録画していたものと思われます。

羽生選手は、凄く…ジョニー・ウィアーでした…。
衣装はまあデザインしてもらったわけですから当然としても、ノリとか、ふりとかが凄くジョニーでした…(笑)
でもエキシとしては非常に見ごたえあってよかったですよ! 本人も楽しそうでしたし、見ている側も楽しいっていういい演技でした。
羽入君は順番としては第一部の最後だったような気がします。鈴木選手は二部の最初。演技の順番も色々放映時には変わってるみたいですね。

高橋選手と、トラン選手のペアの二人は最初立ち位置が決まらなくて、ちょっと「えへっ」みたいな可愛いことしてました。可愛いな特にでっけえ男の方が。
この二人の演技はメリハリがあって非常に可愛かったですよ。動きも合っていて。高橋選手がまあちっこいのに全身筋肉で凄くて。

アイスダンスのリード兄弟は、ペアの二人よりも実際演技は先でした。
私アイスダンス詳しくないですし、過去の選手の演技を動画で見たことがあるくらいなのですが、うーん、なんかこう、アイスダンスが重要視しなければならないのってリフトじゃなくてステップなのでは…。
ステップっていうか、なんていうんでしょうねあれ。二人で全く同じ動きをしたりとか、まるで一人の人間しか踊っていないかのように密着して滑るとか、その辺のなめらかな動作が持ち味なんじゃないかな、というか。リード兄弟の演技云々じゃなくて、こうアクロバティックな演技をどうしても期待してしまう風な演出は勿体無いっていうか。それだったら、アイスダンスじゃなくてペアのほうが、ぶんぶんぶん回せるわけですし。
アイスダンスならではの「ダンス」の部分にもうちょっと比重を置くような、採点方法だといいのになあと見ながら思いました。
リード兄弟の演技も、キャシーがどうしてもそれこそ、高橋選手と比べて体が大きいですし、(クリスもかなり大きいのですが)リフトがこれ生で見ると、かなりの「どっこいしょぉ!」感があるんですよね。スローなナンバーで優雅に踊っているだけに、リフトが入るとその「よっこらしょぉ!」感が結構興ざめしてしまう感じでした。演技そのものはムードたっぷりで非常に良かったのですが。

アイスダンスはジュニアの二人も踊ってくれたのですが、その二人はふりが非常にあっていて良かったです。今後に期待。

高橋選手は流石のエキシでした。ムードたっぷりで。(しかし放送でもちゃんと「あのステファン・ランビエールの振り付けです」って言ってるのね…)歓声に、バナーも人一倍でした。アンコールのステップはもうねえ、圧巻。ただし疲労感もたっぷりでしたが…。私はちゃんとエキシとして演技を一つしてもらえれば、アンコールとかいらねえよといつも思います…。こう、見られてラッキーくらいに思ってないと。アンコールあって当然みたいなおねだりは結局疲れている様子を見るだけという気もしますし…。
高橋選手はエンターテイナーとしても魅了してくれますねえ。確かな技術の裏づけがちゃんと見せられている感じです。

織田選手は革パン! 筋肉! とそればかりが気になってしまいました(苦笑)が、完成度が非常に高くてよかったです。ただ、色気はないよ八木沼さん! アンコールの「storm」は密かに好きなSPなので嬉しかったですし、こっちのほうがやっぱりエキシよりも男くさくてカッコイイです。 スピンやジャンプの個別の技術は、織田選手が何気に一番好みです。
いつも一礼してリンクを去っていくのが大人でかっこいいです(がば、っと凄い勢いでバックに滑りながら、頭を下げて退出します)


そしてED。テレビでいうと、ペアたちが固まっている人たちの左側にランビが一人で立っていて、集団でぐるぐる回っているときは、一番ちっこい女の子の選手の横にいたのがランビです。衣装がとてもランビなので遠目でもなんとかわかるかも。
これ、集団演舞勿論そろっちゃいませんが、非常に良かったのでちゃんと全部流してくれたらよかったのになあ。踊りにも個性が出て面白いので、是非引きの絵でお願いします。アップとかいらね。


・ランビエールあれこれ。
さてランビですが、織田選手と浅田選手がインタビュー受けている最中、ずっと手持ち無沙汰でぴょんぴょん飛んだり、ストレッチしてました。
私ちょうど、選手たちが入退場する場所の向かい側の席だったんで、よく見えたんですよね。ランビが落ち着きないの(笑)
というか浅田選手のスケートをしている間に、次の選手として控えていたのに、テレビのインタビューが始まっちゃったんで、ランビ待ちぼうけを食らわされてしまったんですね。この前に、高橋選手と村上選手のインタビューもあったわけですから、何であんなにランビを早く連れてきちゃったのか甚だ疑問ですが、まあこっちは落ち着きのない(笑)ランビをずっとガン見できたので満足です。
演技順としては、ランビの次に小塚、安藤という順番でした。

で、いつもの衣装でランビ登場。会場に響き渡る黄色い悲鳴。声援だけなら高橋選手とランビがダントツ(多分ランビのほうがデカイ)でした。
「椿姫」を演じてくれたのですが、ジャンプに一瞬抜けがあった程度でそのほかはノーミス。いやあ~キレイでした~。
その後、お約束アンコールで、
アナウンス「皆様、ウィリアム・テル、見たくないですか?」
会場「きゃあああああああああああああああああああ!」
で、ウィリアム・テルのステップをやってくれました! もう、最高に最高でした。さすがのステップ、さすがのレベル4スピンですよ! あのくねくねした手つきのスピンを間近で見られて満足でした。

演技後は、一体何処に隠されていたんだというレベルで、スイスの旗とバナーが大盤振る舞い。スタンディングオベーションに黄色い悲鳴。正直、全日本のメダリストオンアイスなのでランビってどうなんだろうなあ(他の閲覧している皆さんは)と思っていたんですが、日本の選手もランビも皆声援を送ってくれていたのでほっとしました。というか、ランビ一番人気でした。

その後、EDの群舞で待機中のランビは、マーヴィン・トランとずっと話してました。というか、ふざけてました(笑)英語圏の人間があと、リード兄弟しかいませんしねえ。………プルシェンコがいたら、プルシェンコとずっとべったりしていたんでしょうけど………。
とにかく待ち時間も落ち着きのないランビ。わざと音楽に合わせて立てノリしてみたり、拍手は必ずするし、手拍子もするし。
いざ群舞が始まれば、他の人たちのちぐはぐさ(笑)に比べて、浮いてノリノリのランビ。若手男子四人が滑った後に、ランビのスポット演技があったんですが、ちゃんとスピンもやってくれて満足です。四人の若手男子は、ランビガン見でした。そりゃあ参考になるいい機会だもんね。

集団の中では、またセクハランビが見られる(やたらに女性との密着率が高い)のかと思いきや、なんと隣がノービスの宮原選手と、トランという幼女と男子というまさかの組み合わせでした。私的に大笑い。

テレビでは全カットという憂き目にあったらしいのですが、テレビ局がアレなのか、BSまでひっぱりたいのか、逆にランビ側との放映権の問題(ランビはもうプロですしね)なのかはちょっとわからないですね。でも楽屋裏(あれは多分他の選手の演技を見ていたものと思われる) 一瞬映ったところを見ると、放映権の問題ではなさそうなんですが…。さすがにフィギュアの契約まで話が進むとよくわかりません。

ともかく、ランビはいつもどおりランビでした。
椿姫は色っぽく優雅に、ウィリアム・テルは情熱的に。
私がランビと日本の男子選手と明らかに違うな、というか是非勉強してもらいたいなあと思うのは、スピンやジャンプ、ステップなどの評価される演技部分以外での、「普通に滑っている部分」での優雅さです。
普通に滑っている部分は「ただの助走」かもしれませんが、そこにこそ芸術的な優雅さとか、力強さとか、「個性」を演出できる場だと思うので、それが突出して上手い選手は、私は「上質な演技をする選手」だと考えます。ランビや、プルシェンコなどの一流スケーターはそれが非常に上手い。
浅田選手も私から見ると、ジャンプも勿論素晴らしいんですが、それ以外のバレエ的な所作や、柔軟性やたたずまいが、他の選手と違って優美なんですね。
ただ名前を呼ばれて出てきただけでも、浅田選手は空気が違います。
そのあたりの、加点がされる部分だけではなく、それ以外の「ただのつなぎ」である部分こそ、日本男子選手もうちょっと頑張ってもらいたいなあと思うのですが…。小塚選手なんかはその印象が特に強くて、技術的な面は凄いんでしょうが、それ以外がどうしても体操っぽく見えちゃうんですよね。生で見てもそう思いました。
注目する動作以外に目をひきつけられれば、それだけ観客も演技にのめりこめます。距離感が縮まるというか、故に身近に演技が感じられるわけですから。
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