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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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pixivにあげているヘタリア漫画が、20個超えました………。
30日の『大神伝』発売後は、一切の更新が滞るので、そこまでの勢いだと思うんですが、発売前に一回まとめてサイトにアップする予定です。
しかし、皆さん【腐】マーク作品お好きですなあ………。
個人的には自分の作品に腐マークいらないくらいだと思っているし、むしろその手の要素がない自分の作品の方が、個人的には好みなので、書き手の好み=読み手の喜びにはまだまだ精進が必要なのだなあ、としみじみ思いました。




今週の『戦国BASARA弐』
海賊がエウレカセブン的な戦い方してた。
野郎同士が二ケツしてた………。
どうしてもあれだな。伊達って「やるな」「お前もな」的なノリじゃないと誰かとまともに会話もできないんだな………。
その裏で右目と松永(どこまでごひいきなんだ)が重く聞こえるけど実際変態談義っていうのもなんだか。いえ、松永の性癖談義(笑)は非常に良かったんですけども。
第一期がわりと純粋に物語としてメリハリがついていて、馬鹿は馬鹿なりに、っていうのが面白かったんですけど、何か二期は個性出すのに一杯一杯で尺稼ぎがわりとあからさまで見ていてイマイチ。
あー早くオクラの本領発揮姿が見たいなー。(本領発揮=捨て駒・かませ犬という悲しい現実)


『うた恋い』
結局その後また密林で注文しなおしたわけですが………。素直に待っときゃ良かった。
漫画の部分は面白かったです。やはり特定の筆者の絵に惚れこんで買っているとなると、もう絵を見られれば満足ってことなのですが、漫画の場合絵も構図も表情も内容も全部含めて好み! といえるのは中々ないので、非常に楽しませてもらいました。
特に、陽成院と通雅が好みでした。
「あるかないかの思いでさえも 積もり積もって 今はただ君の事が愛しい」
って、お前えええええええええええええええええええ!!(鼻血)
情熱に身を焦がす恋もいいですが、空気から特別な存在のような逆輸入的な関係も凄くいいですね。
この手のカップルの類似として、川原泉漫画に出てくる、幼馴染のパイロットが
「俺貯金が五百万たまったんだよね。だからそろそろ結婚しない?」
「な なんで?」
「それがある日周りを見回したら、お前しかいなかったのな」
っていうのも、当時は「おい!」と思いましたが、へたれた大人になった今となってはむしろこれから下がる事はない保証のように感じられて、凄くロマンティックだと思うようになってしまいました。
まあ川原ヒロインとヒーローって大体こんな感じだけども(苦笑)。

内容としてはまあ若干薄いかな、と。
帯びもねえ。正直この本の購入者はこの事実知ってて買ってると思うので、あえてグレーな部分をおおっぴらにしなくてもいいと思うのよね。
実際、知らないで購入する人にとっては、別に知らずともいい情報なわけで。

私は歌に詳しくないので、超訳を全種入れてくるくらいなら、一作品あたりのページ数少なくても、挿絵程度でもいいから、ちゃんと全作品漫画で見たかったです。
普通に百人一首の現代語訳読みたいのなら、別にこの作者さん持ってくる必要ないしね。


「御宿かわせみ 江戸の子守唄」
一気に時代小説読みたいテンションが上がったので、古本屋で購入。
これって需要と供給がお互いにいい具合に枯渇しているせいか、古本でも100円とかで売ってないんですよねえ、時代小説って。
私はブックオフで購入したんですが、その後で色々通販サイトを見てみたりしても、大体同じような値段でした。
漫画だと投売り叩き売りみたいな感じで、物凄い値崩れしているものですが、やっぱりそれとはちょっと畑が違うんだなあ。
非常に読みやすい文章です。歴史物で特に武家を題材に扱っていないものは、使われている日本語に馴染みがあるし、「文化」「生活様式」も知らずとも自分を取り巻いているものの礎になっているものなので、読んでいて非常にすがすがしい気持ちになれます。ストレスフリー。
犯罪を犯す=人殺し。
犯罪者を捕らえる=人殺し。
であるという、つかまってからの過程が「実は」的なノリで語られない時代において、決着は往々にして悲しいものではあるのですが、その空しさ全部ひっくるめて文化的に面白かったです。
個人的には「幼なじみ」「お役者松」「迷子石」が好み。
「幼なじみ」はなんかこう、すれ違いが悲しすぎる。
「お役者松」は、凄腕のスリの話なんですが、そのスリが飄々と職人肌で非常にかっこいい。
最近ナリを潜めていたのも「かみさんと、子が死んで、自分だけならそんなに稼ぐ必要がないので………」とちゃんと家庭を持っているっていうのも、なんだか悲しい。
それでも最後、ただの朴念仁ではなく、まさしく面目躍如的な活躍を見せ、「借りは返しました」とばかりに、静かに去っていく様がかっこよすぎる。

「迷子石」はひったすらくっらい話で………。
年を経てからやっと授かった子供。
祭りの際に行方不明になり、母親は不自由になった目で子供を捜し続ける。
父親は乱暴されて殺された少女を「自分の子ではない」と言いながら供養し続ける。
供養にかかる金。子供を捜し続ける母親はいつしか夫の異変に気づき、父親は真実を妻に告げれぬまま江戸の町を徘徊する。
そして、一刀の元に切り捨てられた母親。
それまで、一撃の下に殺されていた被害者の中で、唯一わずかながらに生きながらえる事ができたのは、振りかざした刃の持ち主が、愛しい夫であり、振り下ろされた相手が愛しい妻であったがため。
果たして女は死に、男は大川に流され、そして子供は当の昔に墓の下に埋められていたのだった。

完全に正気を失った男が「妻を出せ! 子を出せ!」と自ら切ったはずなのに、かわせみにやってきて絶叫する様は恐ろしいまでの迫力でした。

今度通販で概ねそろって届く(ないものはない)ので、続きを読むのが楽しみです。
短編集だと間が抜けていても楽しめるのがいいですね。ないのはおいおい見つけよう。
やっぱり私は読むのも書くのも、短編が性に合ってる感じです。
むしろ、二十ページやそこらの間に、少ない舞台、少ない登場人物でここまで人の感情に訴える事ができる文章って、凄いと思うのです。
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