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日々のつれづれ。ネタバレに過剰な配慮はしておりません。
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『乙女の乙女による乙女のための文具』
ここまで来るともう何がなんだかよくわからない………。
普通にキャラグッズといってくれればそれでいいのでは………。
いや、他の商品のラインナップを見ると確かに乙女だが、これはどちらかというと乙女じゃない方の乙女専門なのでは………。
逆に、ヘタリアってそっち路線がメインなんでしょうかね。
一応pixivでは笑いとして腐マークつきの作品をアップしてはいますが、こちらとしてはそういうつもりあまりないので、意外な感じはしました。
なんていうか、国だけにちょっと性別超えてるっていうか、ある種両性具有か、良性皆無みたいな印象が強いっていうか。





『大奥 6巻』
「ええとこれ、何かどこかで見たことがあるような気が………。あ、そうだ、銀河英雄伝説でのラインハルトとヒルダ!」
と綱吉と右衛門佐の関係後、真っ先に思ってしまった私はどうすればいいんだろうか。
なんつうか、こうプライベートは完全に破綻(将軍職においてプライベートなんて存在するかい、という問題もありますが)していても、政治的手腕を奮うのはやぶさかではないわけで。
それなのに悪政をしき、数々の蛮行を重ねておきながらお前、右衛門佐と最後少女漫画的な幸せに到達するのって、どうなのかなあ、きれいな形かもしれませんが、それってあまりに無責任じゃないのかなあ、と綱吉に思ってしまった私は、男女の機微について理解が及ばないんでしょうな。
でも正直、だったらここまでひどくなる前に隠居すりゃいいだろとか、まず己の御世を治めてから次だろ、と綱吉の生き様はちょっと私には理解できない印象が強かったです。最初から最後まで。魅力的な人ではあるんでしょうけど。
人間的な「弱さ」が際立つ(だからこそ魅力的なんでしょうが)というか、だったらその前の「さようせい様」の方が、人畜無害でまだマシだと思うのよね。当人が無能であっても周囲が有能であれば、お飾りとして立派にその役目は果たせるのだし。

特に右衛門佐亡き後、松姫の月命日を弔いを「いきなり」通い始めたりと、お前それいけしゃあしゃあと己が大切なものを失ってもしくは、己の肩の荷を降ろした後にいきなり今まで無視していたものにすがるか………と、凄く嫌な気持ちになったりしたものでした。
「やっと松姫の父母として涙を流す事ができるのだ」って、それお前もっと前に言わなきゃいけないことであってだな………。
将軍職を事実上辞してから人としての生活を取り戻す、ってそれ、人としての生活を取り戻す事が「許されなかった」人間ならともかくとして、「自ら遠ざけた」人間にそんなこと言われてもなあ………。
どうしても綱吉の行いの上で人生を狂わされた人間よりの目線で読んでしまっていたのですが、最後の最後で吉保が全部持ってったので、なるほどねー結局最後は綱吉自身がねーとキレイにオチがついた感じでした。

その後の家宣があまりに立派な人格者なので、こう逆に凄く萌え(苦笑)ました。
もうこれだけ良識のある人に出てこられると、今までの将軍職についていた人たちがとっぴ過ぎたせいか、もう家宣があまりにいい人すぎて、それだけで満足してしまいました。
ああほぼ一話で終わってしまったのが惜しい………。江島生島の前にもっとこの人のエピソードも読みたかったよ………。

六感まで読み進めると、女性陣(要人側というか)のキャラクターはバリエーションがあって面白いのですが、どうもこの作品における「いい男」の幅が限定されているのがちょっと気になります。左京にせよ、右衛門佐にせよ。
きれいで、汗臭くも泥臭くもなく、一途で神格化されているというか。ドロドロ側を引き受けているのが「女」なので、致し方ないとは思うんですが。
それゆえに、次号から描かれるであろう江島生島事件が非常に楽しみです。江島さんどうなるんだろう………。ああいう愛嬌のある顔立ちと性格は好きだ。

どの段階でこの作品が終わるのかわかりませんが、この巻において「女子のみの相続を廃する」と伏線らしきものがはられているので、いずれ赤面疱瘡がおさまるか、もしくはまた男子の御世が訪れるんじゃないかなあとは思います。
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